2010/04/13

カフェ

今度、メキシコの友達が東京に遊びに来ることになった。
それで、自分が東京を案内するのだが、どこを案内しようか迷ってしまった。日本の文化を案内しようと思うのだが、伝統文化を紹介するなら、ガイドブックの方がよっぽど勝っている。自分が旅に出ている時は、文化遺産や、アクティビティー、料理なども気になったが一番興味を抱いたのが、住んでいる人の普通の生活だ。何を普段たべて、何に興味があり、何をして暮らしているのか。そこに習慣などの違いなどから、その文化を感じ取ることができたからだ。生きた日本人の自分が案内するのだから、できたら日本の「今」の文化を紹介できたらと思っている。

じゃあ、今のカルチャーとはなんだろう?

アニメや漫画はすでに海外の人に知られているから新鮮味がない。
もっと、日本人の生活に即したものを紹介できたらと思う。

そこで思いついたのが日本語の「おしゃれ」というキーワードだ。

この言葉は、人を見るうえで現代の新しいファクターとなって現れている言葉だと思う。顔ではなく、性格でもなく、お金があるとはまた違う、センスを磨くことや感覚を大事にすることだ。海外にもSTYLISHとかFASHNABLEとかいう言葉はあるが、それとは一線画している部分がある。それは、「おしゃれ」という言葉がもつ、クリエイティビティーにあると思う。その人独自の感覚を使って価値観を生み出すエネルギーが含まれていると感じるのだ。しかもそれが一部の人ではなく、多くの人の共通意識としてあるのは日本人はとても特殊な人間だと、世界を見回してきて思ったことだった。その対象は、服とかアクセサリーという言葉を乗り越えていまやライフスタイル全体を指す言葉になっている。そのライフスタイルこそ文化とイコールで結びつくのかと思う。

□JAPANESEおしゃれな文化を味わえるところ

もちろんストリートファッションを見せるなら、原宿とか渋谷とかにつれていけばいいのだが、もう少しライフスタイルというところに着目していきたいと思う。旅行するとき、なかなか行きにくい場所というのがある。それは、見た目が高そうということと入り口がや狭い店だ。しかし、一度そこをくぐると、その国の人しか知らない文化に出会えることがある。

これらを統合し考えられるものして、日本の「隠れ家カフェ」がぴったりだと感じた。
日本のカフェはその筋の本がでるというくらい盛り上がっている。これらのカフェはおいしいコーヒーというよりも、より落ち着ける空間や店を切り盛りしている人の趣味の結晶だったりする。そして、そこに行く人も、コーヒーを飲みにいくのではなく、何かそこに刺激を有卦に入ったり、疲れた心を休めるためにカフェに通うのだと思う。

こういったものは自分が見てきた国ではなかった。日本のキーワード、隠れ屋とか、デザイナーズといったものがあまりカフェというものにあてはまらない。原宿や代官山で服を買い、自分の好きなカフェで一息つくというライフスタイルが、今の日本のおしゃれ文化の一角になっているとおもう。

メキシコ人もデザインの勉強をしたいと日本に来たいといっている。ぜひとも日本の新しい文化を味わって帰ってもらえたらと思う。

ベトナムの路上カフェ。こういうカフェが東京にもあっていいと思う。

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